よみむめも

正しい瞬間に正しいことばを見つけるために

アントニオ・ダマシオ(2019)、高橋洋訳、「進化の意外な順序 感情、意識、創造性と文化の起源」、白揚社

Abridgment for Me
アフェクト=私が生まれてからこれまでの間に私を取り巻いた何もかも.意識上、下に関わらず、浴びた時間のできごとすべて
意識=主観を自覚すること
ヴェイレンス=今、このときが、「私」の生命(ホメオスタシス)にとってどうなのか、評価する能力、ホメオスタシスは感情が翻訳してくれる

Underlined sentences
◯単純な生物では(生殖を)自律的な自己組織化のプロセスによって自然に生じたオプションの中から選択され、複雑な生物では選択は文化的なものになる
◯「永遠の命」に含意される傲慢さ
ホメオスタシスは自然選択の背後にある価値基準であり、自然選択はもっとも革新的で効率的なホメオスタシスをコードする遺伝子と、それを持つ生物を選考する

Intriguing References
「遺伝子という神話」(1998)Richard C. Lewontin、川口啓明、菊池昌子訳、大月書店
「知の挑戦ー科学的知性と文化的知性の統合」(2002)E.O.Wilson、山下篤子訳、角川書店

My Impressions
どんなに遊びが変わっても、どんな学力の子どもでも、小学生から中学生の「どうして」には宇宙の起源や宇宙があり、その中に私たちが住む地球がある意味を問うものが含まれる.「その答えを見つけるために勉強しているんだよ」と、自信を持って伝えたい.もちろん、彼らは白けるだろうけれど.